長岡市では「長岡介護イノベーションハブ(介護ハブ)」を2018年度より開始し、地域連携により介護施設単独では困難なIT/IoT/ロボット導入(技術開発を含む)を支援している(文献[1])。本稿では、介護ハブで実施されている地域連携によるイノベーション推進手法=長岡モデルを、介護施設の災害対応力向上支援技術開発に適用する活動を報告する。
略歴
1995 年東京工業大学後期博士課程中退.神戸大学助手,大阪府立大学助手を経て,2001 年より長岡技術科学大学准教授となり現在に至る.災害対応ロボットの開発・社会実装を標準化・安全規格化の観点から研究。2020年災害対応ロボットの開発と安全・安心な実用化に向けた取組など防災体制の整備活動に関して防災功労者内閣総理大臣表彰。日本ロボット学会等の会員。