Best of ASCO in Japan(肺がん領域)では、周術期から進行期まで肺がん治療の進歩を俯瞰できる注目の4演題をとりあげます。#LBA3はRET融合陽性早期NSCLCに対する術後RET阻害療法の意義、#8000は術前免疫療法の生存への貢献を検証する重要報告です。#LBA4では新たな免疫療法戦略による一次治療の可能性が示され、#8518ではEGFR変異肺がんにおけるerltinib+Ramのosimertinibへの優越性を検証する試験です。これらは今後の標準治療を考える上で見逃せない演題です。
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Developmental Therapeuticsでは、次世代治療の中でも注目度の高い2演題を採択しました。Abstract 2506はNT-175(TP53 R175H変異を標的としたCRISPRによる遺伝子改変を行ったT細胞療法)、Abstract 3007はDN022150(KRAS G12D変異を標的とした小分子阻害薬)の早期臨床開発の報告です。どちらもPrecision oncologyの最前線を感じられる内容で、今後の展開を考えるうえでもヒントの多いセッションになると思います。ぜひ一緒にキャッチアップしていきましょう。
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本セッションでは、大腸がん術後補助化学療法における最新の臨床試験データを取り上げます。注目は、Stage III大腸がんに対する低用量アスピリンの上乗せ効果を検証した国内の第III相試験(JCOG1503C)の結果です。また、CIRCULATE-Japan(GALAXY試験)の解析から、術後化学療法中のctDNA動態(微小残存病変の推移)に基づいた最適な治療戦略についても深掘り致します。これからの大腸がん治療を占う必見のセッションです!
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消化器癌の肝胆膵領域では、膵癌と肝細胞癌からそれぞれ第Ⅲ相RCTの注目演題を1題ずつ取り上げます。いずれもPositive試験でASCO開催前にプレスリリースされていた注目演題です。特に、膵癌の演題は今年の「ベスト・プレナリー演題」と言っても過言ではない、KRAS阻害薬であるDaraxonrasibと標準化学療法のランダム化比較試験です。ASCO発表時ではStanding ovationが起こり、約1分ほど拍手が鳴りやみませんでした。ASCO発表と同時にNEJMにも掲載されたため、内容はご存じの方が多いと思いますが、改めて内容を振り返り、理解を深めたいと思います。肝細胞癌の演題は、免疫複合療法と局所治療の併用療法の有効性を検証したEMERALD-3試験です。本邦では一般臨床として、薬物療法と局所治療の併用が広く行われていますので、本試験も押さえておくべき重要演題です。
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頭頸部がんセッションでは、希少がんと持続可能ながん医療をテーマに注目演題を紹介します。 Abstract 6011では、日本から報告されたHER2-low唾液腺がんに対するトラスツズマブ・デルクステカンの第II相試験(MYTHOS)を取り上げます。さらにLBA6007では、インドから報告の超低用量免疫療法によるランダム化第III相試験を紹介します。 希少がん治療の進歩と、世界的な医療費高騰の中で求められる“affordable cancer care”について議論したいと思います。
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メラノーマ・皮膚がんセッションでは、希少がん領域の注目演題を取り上げます。 LBA9503では、転移性ぶどう膜メラノーマに対するDarovasertib+Crizotinib併用療法が、有効な新たな治療選択肢となる可能性を示しました。また、LBA9505では、希少がんであるメルケル細胞癌の術後補助療法を検証した貴重な第III相試験の結果が報告されました。 希少がんにおける治療開発の最前線と今後の課題について、一緒に考えてみませんか。
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今年もこの時期が来ました。1演題目は#5501 (RUBY)の4年フォローアップです。2023年に相次いで発表された、1LでのTC併用時の抗PD-1抗体/抗PD-L1抗体を検証した4本P3の一つで、MSI-H/dMMR集団の4年のPFSと、それに基づいた治癒モデルについての演題です。 2演題目は#5506(MIROVA)試験で、葉酸受容体αを標的としたADC製剤(MIRV)のランダム化第2相試験で、リクエスト演題です。日本では未承認ですが海外では既にプラチナ抵抗性卵巣癌に対して標準治療となっています。どちらも興味深い演題で、皆様と議論できるのを楽しみにしております。是非御参集下さい!
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患者報告アウトカム(PRO)を電子的に収集するePROは、近年がん診療への実装が急速に進んでいます。一方で、試験ごとに評価項目が異なり、生存期間やQOL、医療資源利用など、どのアウトカムにどの程度寄与するのかは明確ではありません。近年は日本からもePROに関する重要な研究成果がASCOで報告されており、PRO-MOTE試験は日本から報告された最大規模のePROに関するランダム化比較試験です。本セッションでは、ePRO研究を臨床実装へつなげるためにはエンドポイント含めどのような注意が必要かを議論します。
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Best of ASCO Sarcoma sessionでは、今後の標準治療を考えるうえで重要な2演題に注目します。DDLPS初のpositive phase IIIとなったSARC041、そしてsunitinib単剤に対してPFS/ORRを改善したPEAK。希少肉腫・GISTの治療戦略にどのような示唆をもたらすか、深掘りします。
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本年のASCOでは、血液分野においても多数のホットな議論が展開されました。リンパ腫に対する新規抗体薬、骨髄腫に対する新規IMiDs、骨髄線維症に対する新規分子標的役、PhALLに対するケモフリーレジメンの話題など、先端的な話題をBOAJでご紹介します!
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泌尿器がんの2つのセッションではplenary sessionで発表された演題を中心にフレッシュな演者の先生に解説をしていただきます。 前立腺領域では、高リスク前立腺がんに対する周術期ホルモン療法(ARPI+ADT)の有効性について検討したPROTEUS試験をまず取り上げます。早期からのホルモン療法による治療強化という標準治療が変わる可能性がある内容ですが、実際にどのような症例が良い対象と考えられるのか、詳細を改めて議論します。
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尿路上皮領域では、EV-302試験の長期フォローアップ結果を検証します。進行尿路上皮がん治療のparadigm changeをもたらしたEV+Pembrolizumab療法ですが、実臨床での使用経験を重ねる中で課題を感じている先生もいらっしゃるかもしれません。今回はこの治療の意義を再考するうえで見逃せないデータが示されていると思います。 いずれもご視聴の先生にもご参加いただき、夏を先取りした熱い日曜の昼下がりになると思いますので、どうぞご期待ください。
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今年は乳がん診療の今後の治療戦略を考えるうえで重要な演題が数多く報告されました。 Local/Regional/Adjuvantでは、HR陽性早期乳がんにおいて4個以上のリンパ節転移を有する症例でも遺伝子発現パネルによる化学療法の適応決定可能かどうかを検証したOPTIMA試験と、近年急速に進んでいる腋窩手術の縮小化に関するエビデンスとして、SENOMAC試験のOSを含む追加解析を取り上げました。
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Metastaticセッションでは、対象患者を限定しないHR陽性HER2陰性乳がんにおけるoral SERDの位置づけを考える上で重要な persevERA試験、さらにHR陽性HER2陰性乳がんに対する免疫チェックポイント阻害薬の有効性を検証した日本発のJCOG1919E試験を取り上げ、今後の治療開発の方向性について議論します。
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今年のASCOでは、支持療法は“副作用対策”に留まらず、“治療アウトカムも改善”できることが鮮明となりました。Abstract 12000では、NEPA+オランザピン併用下でのデキサメタゾン減量・省略の非劣性が示され、免疫療法時代におけるステロイド最適化を提示しています。一方、LBA12003では、がん関連倦怠感に対するブプロピオンの有効性が第III相試験で示され、有効な薬物療法の乏しかった領域に新たな選択肢が示されました。いずれも、“副作用対策”から“治療成績にも貢献できる”支持医療への進化を示す象徴的な報告となっています。
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